再び海釣り公園の駐車場に着くと、満車の表示はなくなっていた。まだ12時前であったが、朝は6時から開場しているので、午前中で引き上げる人もいたのいだろうとその時は思った。朝から糸をたらしていても釣果が冴えなければ、あーだこーだと夜まで粘り続けるのが釣り人の人情というものだが、そのころはまだそのような想像力は働かなかった。
まず入場口で通常のチケット1枚(900円)と、見学者用のチケットを1枚(子供50円)購入。見学料金で釣りはできないが、釣り料金を払えば1人で2本まで竿を使うことができる。釣り料金を2人分払う必要はないと考えたのだが、入り口でもそのへんのところは問われなかった。
まずはエサを手に入れようと売店に行った。思っていたよりも釣り道具はそろっており、いわゆる入門セットもあったがドンキよりは値段が高かったし、品数も少なかった。
売店の右側は弁当やパン、飲み物類などが置いてあって、レジ裏の入り口は隣にある立ち食いそば屋とつながっていて、店員さんは掛け持ちをしているようだった。
エサを買って管理棟を出ると、大きな海の手前に桟橋があり、そこに通じる渡り桟橋が目に入る。桟橋までは100メートルくらいあるのだろうか、大海原がバックだと距離感があいまいで分かりにくい。管理棟の出口を中心に、手前側には長い岸壁が左右に伸びていた。私たちは左の階段から岸壁に下りて、空いた場所を陣取ると例の釣りセットを開いた。
投げ釣りに関しては、以前勤めていた会社のクルーザーに乗ったときに手ほどきを受けたので、なんとなく覚えてはいたが、一応インターネットでも調べておいたので、簡単な仕掛けの作り方や糸の結び方は問題なかった。ただ、リールから道糸を出すところだけは間違えたてしまった。
タックルと呼んでいいのかどうかは分からないが、いわゆる「ちょい投げ」というタイプであり、道糸は3号、ハリスは1.5号だったと思う。ハリの大きさは覚えていないが、2センチくらいに切った青イソメを通すのにえらく時間がかかってしまった。
今なら、あんなところでは釣れそうな気分がしないし、もっと釣れるポイントも知っているので、期待などしない。しかし、ある意味釣り堀のような、お金を払う釣り場なのだからソコソコ釣れるはずだと思い込んで、仕掛けを20メートルくらい投げた。
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